第22回食事サービスを考えるつどい
〜福祉コミュニティと食事サービス〜
2006年10月20日(金)
飯田橋セントラルプラザにて開催
◎ 写真報告 ◎
●基調講演「住民が創り育てた地域福祉活動/杉並・老後を良くする会の34年」河周子氏(杉並・老後を良くする会運営委員による講演。
父母の介護を仲間で「この指とまれ」と呼びかけ、他人事ではなくはせさんずとして集まり、地域の問題として食事が重要だとして、地域活動を先駆的に始めた先駆事例から現在までの活動の変遷についてお話しいただきました。最後に、困難があったら耐えるのではなく、乗り越えるもの、我が身にかかる「老い」を身近に感じたことを地域住民が解決することの重要性が述べられました。 小島セツ子氏からは、食事サービス活動の歴史や住民が食を担う重要性についてご報告頂きました。
●パネルディスカッション
「福祉コミュニティと食事サービス」
進行に安藤雄太氏(東京ボランティア市民活動センター副所長)、アドバイザーに清水洋行氏(東京学芸大学社会学分野助教授)、報告者に 村山美智恵氏(大田区こぶしの会・大田区食事サービス連絡会、内藤佳津雄氏(日本大学文理学部助教授)を迎えた パネルディスカッション。東京大田区の村山美智恵氏(こぶしの会)より、 地域の小学校と連携しながら「食」通じて地域福祉に取り組んでいる様子や、区内団体や自治体と連携しながら 新規グループを立ち上げている様子や廃校を活用した拠点の整備など、地域でのネットワークの重要性についてご報告いただきました。内藤佳津雄氏よりは、 孤独死や高齢者の自殺の問題を取り上げ、地域のでつながりを住民が元気良く「食」を通じて広げてゆく事や、福祉サービスに対する競争原理導入 や福祉の「激やせ」の問題点や、弱者だけではなく地域での生活を支える地域施策の重要性ついてもお話しいただきました。安藤雄太氏は、地域で支え合う新しい「概念」が必要、と結ばれました。●講演
鈴木正部長(町田市)より、食事サービス活動団体との連携についてご講演いただきました。中でも、行政と市民協働のモデルとなる「明るい老後を考える会」とのパートナーシップの事例を通じて、住民が地域福祉を主体的に支えてゆく活動に対する自治体支援の実例についてご講演いただき ました。●第1分科会
「食事サービスの意義を再確認しよう」
野村知子氏(桜美林大学経営政策学部教授)、清水洋行氏(東京学芸大学)・菅原信子氏(明るい老後を考える会:町田市)・村山美智恵氏(特定非営利活動法人こぶしの会)・ 阿部温子氏(ふきのとう:世田谷)・ 田島京子氏(食事サービス加多厨:八王子市)、石田惇子氏(支え合う会みのり:稲城市)、吉松隆氏(サポートハウス年輪:西東京市)、青木節子氏(長寿社会を考える会:西東京市)、関谷すみ子氏(ハートランドひだまり:豊島区)、野口貴美子氏(支え合う会みのり)、渡辺大亮氏(すずらん:国立市)、笹原典子氏(杉並・老後を良くする会:杉並区)。●第2分科会
「まちづくりとしての食事サービス活動」
講師:小島セツ子氏(東京都社会福祉協議会特別研究員)。進行は、柴田健次氏(東京ボランティア・市民活動センター)。 小地域におけるサービスを通じた提言活動の重要性や、地域との協働等についてご講演いただきました。
●総括
山崎美貴子氏(東京ボランティア市民活動センター所長)は、 1970年代の日本型福祉構造の問題点から現在の「福祉の激やせ」問題まで、弱者のみだけではなく誰もが生活上の課題となる福祉の問題を踏まえて、今後住民が担う食事サービス活動に対する新たな意義付けが必要であると総括していただきました。
ご参加・ご協力いただきました各関係団体・各個人の皆様、
本当にありがとうございました。